天文台日記

 6月26日(土) ピアノ発表会
美雪ピアノ発表会
 午後3時から熊谷市文化センターホールで長女(小5)のピアノ発表会がありました。
 約2年ぶりの発表会、課題曲は「荒野のバラ」で2週間前には全部通して弾けなかったのですが一生懸命練習して譜面を見ないで最後まで弾けるようになりました。
 本番でも上手に弾けました。
 会場の文化センターはプラネタリウム館の開館当時から出入りしていたので久しぶりに職員の方や天文同好会の会員の高岡さんと天文のお話が出来楽しい一日でした。


 6月16日(水) 21世紀の森Y (曇って寄居町で撮影)
彗星遠征撮影機材
 C/2002T7のほうのリニア彗星を狙いに21世紀の森に遠征した。極軸合わせも終わり目盛環で導入しましたが南東低空と北から雲が出てきて撮影出来ませんでした。PM9:00になって木星すら見えなくなってしまったので今夜は撮影を諦め下山しました。途中、埼玉県に戻ってくると晴れていましたので花園インターを降りて埼玉県寄居町でもう一度機材を組み立ててもう一つのリニア彗星(C/2003K4)を撮影しました。幸い、こと座のベガの西側の天頂近くでしたので下界でもまあまあの写りでした。

 写真は、今回の彗星遠征撮影に使っている機材です。
 カメラ(EOS Kiss Digital)以外は、ハレー彗星以来変わらず赤道儀は、G光学のマークX(コメットトラッカー付き)で三脚がV社製でなぜかバランスウエイトだけがT社製です。 その上にAL板とアングルで自作したプレートでタムロン SP 300mm F2.8LD望遠レンズとスリック製プロフェッショナル雲台を取り付けています。プレートとバランスシャフトに最大で4台のカメラを載せることが出来ます。


 6月8日(火) 奇跡の金星日面通過
6月8日の金星日面通過 日本では、130年ぶりに金星日面通過が見られました。
 今日は、朝〜午前中は太陽が見えたりしていましたので自宅で撮影する事にしました。
 前から準備していた機材をベランダ天文台で準備(望遠鏡のセッティング・構図・ピント合わせなど)をしてAM10:00ごろ、モータードライブ用の乾電池(単一8本)と水分補給用のペットボトル飲料を買い出しに行きました。AM11:00前に帰ってくるとなにやら雲行きが怪しくなり、なんと雨がぱらつき始め望遠鏡にシートをかぶせ待機ました。
 PM1:00過ぎに太陽が雲間から見えだしましたので望遠鏡に太陽を導入しカメラを準備して金星の潜入を待つことにしました。潜入時間が近づいてくるのにどんどん雲が厚くなり全然太陽が見えなくなりました。ついに金星の潜入時間になりましたがビデオカメラのモニターには太陽が写りません仕方なくビデオ撮影を開始して太陽が写るのをモニターを見たり、ベランダに出て雲行きを見たりしていました。ちょうどモニターを見ていたPM2:18分に雲間から数秒間ちょうど潜入中の金星がモニターに映し出されました。
 それから、PM2:50にもこんどははっきりと潜入した金星が5〜6秒間見えました。
 その後は、そのままビデオ撮影をPM3:40近くまで続けましたがPM4:00過ぎには雲行きが怪しくなり撮影を諦め機材を撤収するとPM5:00過ぎには雨が降ってきました。
 今日は、関東地方では、南のほう(東京・神奈川・千葉・埼玉南部)で雲間から観測できたようです。私の家は埼玉県北部ですが、本当に運良く10秒足らずですが撮影できました。

 画像と当日の観測風景は、天体画像ページの金星日面通過(2004.6.8)をご覧下さい。

 それにしても本当に金星は大きかったです。潜入中の金星がモニターに現れたときは本当に興奮しました。 でも、8年後も今回と同時期に現象があるので次回は遠征を視野に入れた準備が必要でしょう。


 6月4日(金) 21世紀の森X
6月4日のリニア彗星
 今日は、多少高度が上がってきたので尾のあるリニア彗星を写したくて友人(後輩)と2人で遠征しました。結果はどうにか短い尾を写すことが出来最低限の目標を達成する事が出来ました。

 次にニート彗星(C/2001Q4)を撮影しましたが低空のリニア彗星をしつこく撮影してしまい月が昇ってからの撮影になってしまいました。
 今日は肉眼では確認出来ませんでしたが、8×42双眼鏡ではまだ尾が見え、写真でもイオンの尾が途中で曲がって写りました。



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