天文台日記ロボコン日記

 7月29日(月) 訃報
 天体望遠鏡メーカー 「株式会社高橋製作所」 元会長の高橋喜一郎氏が、去る7月27日(土曜日)昼過ぎに静脈瘤破裂のため亡くなりました。 享年80歳でした。
 高橋喜一郎氏は、鋳物工場だった同製作所を、今では世界的に知られる天体望遠鏡メーカーに一代で育て上げました。3枚玉セミ・アポクロマート、極軸望遠鏡を内蔵したP型赤道儀、そして蛍石使用アポクロマート屈折の90F・FCシリーズと、常に天体望遠鏡業界をリードする製品を世に送り出し、アマチュア天文界に多大な功績を残したことは誰もが認めるところでしょう。  謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

 7月28日(日) キャタピラー
 
 先週は、仕事で帰りが遅い日が多く平日はスカベンジャーロボット製作が出来ませんでした。
 今日は、2台目の駆動部のギヤボックスを組み立てました。2台目はごらんの通り、キャタピラー式です。去年は、キャタピラーを駆動では無くリサイクル工場のオレンジ玉の取り込みに使い成功しました。(昨年のキャタピラー式ロボット画像)
 今年も、スピーディーな動きが要求されそうですので多分2台とも昨年同様、駆動はタイヤ式になりそうです。

 
 ところで、この所小惑星の話題がニュースで報道されています。一つは2002NT7で2019年2月1日に地球に衝突するかも知れないと言うものです。次の2002NY40は、来月8月18日前後に地球に接近し最大9等星になり1日100度以上移動するようです。昨年12月の1998WT24のような画像を期待して、天候に恵まれたら撮影したいと思っています。このような高速移動天体を捉えるには、出来るだけ最新の軌道要素を使い正確な観測地での位置推算が必要でしょう。

 
 7月21日(日) 夏本番
はなさき水上公園 週末の梅雨明け宣言・子供の夏休みの始まりと、夏本番です。
 そんなわけで、親子4人で加須市「はなさき水上公園」のプールに行ってきました。ココは、毎年行くところで県立ですので設備が充実しています。駐車料金が730円と高いのがチョッ?と言うところでしょうか。
 朝、出かける時は曇っていましたがAM9:20ごろ到着して子供がウオータースライダーに並んで順番待ちしている頃(AM11:00ごろ)には晴れてきました。おかげで家族全員日焼けしてしまいました。 途中、昼食をとって帰宅したのがPM2:00過ぎでした。昼寝をしてから夕食のビールが本当においしかった事。
 というわけで、きょうはロボット製作は一休みでした。

 7月19日(金) ロボット製作開始
ロボコン駆動部 
 休日になったら、製作を始めようと思っていましたが、息子にせがまれ今日から親子で作り始めました。
 まず、スカベンジャー・ロボットの足回りのギヤボックスを2ヶ組み上げシャーシにキャスターと共に取り付けました。後日キャスターは、ホームセンターで追加購入して1台に2ケ取り付ける予定です。
 このギヤボックスは、3速でまたコントローラーで電気的に2段階に変速することができます。前回の経験では、コントローラーで変速しながら操作する余裕は無く、また、コントローラーで低速にするとトルクも落ちてしまうので注意が必要です。
 これから製作する取り込み部分によっては、この駆動部分も改造・補強してい行く事になります。

 7月17日(水) リサイクル工場
リサイクル工場
 スカベンジャーロボットの製作に取り掛かる前に、3日間かけてルールに沿ったリサイクル工場を薄いダンボール(缶ビールの空き箱)を張り合わせて作りました。
 内側の筒(外径10cm高さ20cm)に白玉(直径4cmのピンポン玉)を入れると3点、外側の筒(外径30cm高さ10cm)は1点、となります。
 本番の大会では、アクリル製ですがロボット製作の前に実物大の物を作っておくと、作戦が立てやすいです。
 前回は、四角形のリサイクル工場が2つでしたが今回は、筒形でしかも内側の筒に沢山入れないと高得点が期待できません。如何にして、市街地エリアにオレンジ玉(生ゴミ)と混ざり合って散らばっている白玉(資源ゴミ、予選は30ケ)を内側の筒にシュートするかが腕の見せ所でしょう。

 7月14日(日) ロボコン製作キット
ロボコン製作キット 
 今日の写真は、ロボット・スカベンジャー競技参加者に配布されたロボットキットです。このキットが2組配布され、後は工作用紙やダンボール・ペットボトルなど身の回りの物を自由に使ってスカベンジャーロボットを完成させます。
 キットの内容は、写真の一番上が駆動用とアーム用のモーターと変速ギヤ、中段の四角形がアルミパンチ材のシャーシとタイヤで、一番下が4チャンネルリモートコントロールBOXです。

 1回目の申し込みは、7月4日に締め切られ10日にキットの配布がありましたが、引き続き参加申し込みを受け付けているようですので、興味のある方は「ロボットグランプリ」のホームページをご覧ください。
 

 7月13日(土) 雨の観望会
 今日は、私の母校の行田市立北小学校で小学6年生を対象にした、天体観望会がありましたがあいにく、手伝ってもらった寄居町のtakeちゃんと地元の広田君と3人で4台の望遠鏡を準備しましたが、夕方から雨になってしまいました。仕方ないので、あらかじめ準備していたパソコンをプロジェクターで投影し、ステラナビゲーターのプララネタリウム解説で「夏の星座」「夏の天体」「夏の星座の神話」の説明を約30分ほど行いました。昨年は、同じ地区の公民館で夏と秋観望会を行いましたが2回とも晴れ夏と秋の星座を実際にみんなで探すことが出来ましたが、やはりこの時期の観望会は、なかなか晴れてくれませんね。
 手伝っていただいた、takeちゃん・広田君ご苦労様でした。
 

 7月11日(木) スカベンジャー競技キット
 7月になって、参加を申し込んでいたロボットグランプリ・スカベンジャー競技参加用のキットが「山崎教育システム株式会社」から届きました。昨年の大会は、初出場で準優勝しましたが、送られてきたルールブックを見ると競技規定が大幅に変更されています。これから、本番の11月4日に向けて子供とアイディアを出し合ってルールに合ったマシーンを造って行きます。この競技は親子で作って試してまたアイディアを考え改造しているときが面白いのです。今年は、CSTの早川親子が仲間に加わりましたので、ますます楽しめそうです。
 今日から、天文台日記と一緒にロボコン日記がスタートしました。黄色の文章が「ロボコン日記」です。

 7月10日(水) 台風6号接近
 きょうは、台風6号の影響で朝から1日じゅう強い雨が降っています。
 ベランダ天文台のSP−DXマウントも出勤前にピラーから外し屋根裏部屋に非難させました。台風ために外したのは、据え付けてから今回が2回目です。
 明日は、台風一過で晴れ日中は気温が35度(熊谷市)になる予報が出ています。せっかく新車になったのに雨ばかりです。まあ、この時期に乗りかえたのだから仕方ありませんが。
 次に星空が戻ったら、赤道儀のセッティング・極軸合わせからやらないと撮影できません。こんなときはやっぱりドームやスライディングルーフの観測所が羨ましいです。

 7月 6日(土)  久々の星空                                            
 1ヶ月間熱狂したワールドカップも終わって早くも1週間が過ぎました。何だか、ボーッと1週間を過ごしてしまいました。ワールドカップ特に日本の試合があったのがもうずいぶん昔のような気さえする今日この頃です。
 さて、今日は夕方過ぎから雲間に星が見え出しました。夜9時過ぎには、夏の大三角・南天のさそり座が久々に見えて来ました。
 池谷・チャン彗星は、どこに居るのだろうと「ステナビ」を立ち上げましたが、パソコンが新しくなったので軌道要素が入っていません。「アストロアーツ」のホームページから最新軌道要素データをダウンロードして表示するとへび座と天秤座の間で好条件で撮影可能な位置です。
 望遠鏡とBJ-30L(冷却CCD)を準備してパソコンの制御ソフトを立ち上げようとしましたが、CSTの早川氏が言った「BJのソフトはXPには対応してないよ。USB接続に変えないとだめだよ。」を思い出しました。仕方なく子供が使っているノートパソコン(バイオ・Win-ME)に制御ソフトをインストール、ヘッドをつなぎ環境設定をしましたが応答がありません。そうしているうちに「ベランダ天文台」に出て空を見ると雲が出てきてしまいました。そんな訳で、せっかく晴れたのに今日は撮像できませんでした。後になって考え直してみたら、何とBJ-30Lヘッドから直接ケーブルをパラレルポートにつないでしまい、インターフェースを間に入れるのを忘れていました。
 こんなチョンボをするなんて、まだワールドカップの夢から覚めてないようです。


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