令和6年度 事業報告
令和6年度 第3回職員研修会を開催しました。
令和7年2月14日(金)午後1時30分~午後4時
行田市中央公民館(参加者28名)
第3回職員等研修会を行田市中央公民館において開催しました。この研修会は、公民館運営に必要な基礎的かつ実践的な知識及び技術などについて研修を行い、公民館職員としての資質の向上を図るとともに、他市町村との広域な交流の場を設けることもねらいとしています。
今回は昨年度関東甲信越静公民館研究大会長野大会の分科会事例発表 行田市長野公民館 樽見館長、横田氏、高島氏の3名、今年度の新潟大会分科会事例発表 和光市中央公民館 長峰館長の二組に事例発表をお願いしました。
開催にあたり、久保田秀至当協議会会長より主催者あいさつ、全国公民館連合会事務局長で当協議会の参与である上村忠男氏からあいさつをいただき、その後研修に入りました。
事例発表1は「災害時における避難場所としての公民館の課題と対策について」~地域公民館は「生涯学習、防災」の活動拠点~と題した発表で、公民館と自治体が一体となった自主防災の取り組み、消火器、消火栓の配置、防災倉庫の確認など具体例をあげ、クイズを通した防災意識知識の向上の取り組みなど、防災と公民館が地域コミュニテイ―の要となると感じる内容でした。
事例発表2は「地域学校協働本部とと連携・協働を進める公民館」~地域と学校の懸け橋となる公民館~と題した発表で、公民館、学校、地域との連携を図った活動を通して、地域全体で子ども達の学びや成長を支える「学校を核とした地域づくり」の実例は、参加者からは新しい視点、違った視点で、公民館が拠点となり子どもと地域を結ぶ取り組みは大変参考になった。これからの公民館運営に活かしたいとの意見が聞かれ、大変勉強になった発表でした。
今後も具体的な事例発表を皆様にお届けし、さらに情報交換の場となる研修会を行って参ります。
樽見館長 長峰館長
第46回全国公民館研究集会
第64回関東甲信越静公民館研究大会 新潟大会が開催されました。
令和6年11月7日(木)、8日(金)
全 体 会:上越文化会館
情報交換会:デュオ・セレッソ
分 科 会:直江津学びの交流館、上越市春日謙信交流館、
上越文化会館、リージョンプラザ上越、
高田城址公園オーレンプラザ
「公民館のチカラ~未来につなぐ、未来をつくる公民館~」をテーマに第46回全国公民館研究集会第64回関東甲信越静公民館研究大会新潟大会が2日間にわたり新潟県上越市にて開催されました。7日の全体会は開会のことばに続き、国歌斉唱、来賓紹介、主催者あいさつ、祝辞、上越市長の歓迎のことばがあり、全国公民館連合会表彰では、優良職員5名(うち埼玉1名)、永年勤続職員30名(うち埼玉7名)、功労者2名、関東甲信越静公民館連絡協議会表彰では1名に表彰状の授与がありました。公民館の歌を参加者全員で斉唱し、基調講演、トークセッションに移りました。
千葉大学名誉教授 長澤成次氏の「公民館のチカラ~未来につなぐ、未来をつくる公民館~」という題した講演会、つづいて長澤成次氏、角野仁美さん、司山園実さん3名による「私からつくる私たちの未来の公民館」と題したトークセッションが行われ、それぞれの公民館への熱い思いが伝わるお話しでした。
その後閉会行事が行われ、大会アピールに続いて新潟県から令和8年度開催の埼玉県へ大会旗が引き継がれ、久保田会長がしっかりと受け取りました。
情報交換会では、他県からの参加者と公民館についての現状など様々な意見交換をし、越後上越 上杉おもてなし武将隊の躍動感あふれる演武と共に有意義な時間を共有できました。
翌8日は5会場に分かれて、5分科会が開催され、埼玉県は第3分科会で和光市中央公民館 長峰淳二館長による「学校と公民館~地域学校協働本部との連携・協働を進める公民館」のテーマで発表が行われ、これからの公民館事業運営に大変参考になる学びの多い発表で77名の参加者からは活発な質問が飛び交いました。
いよいよ令和8年度は埼玉大会です。今回の新潟大会を参考に埼玉県が一丸となって大会に向け力を合わせましょう!


長澤 成次 氏


久保田 会長 上杉おもてなし武将隊


長峰 淳二 氏
令和6年度 新任職員研修会を開催しました。
令和6年9月13日(金)午前10時20分〜午後3時30分
行田市中央公民館(参加者20名)
9月13日金曜日、新任職員研修会を行田市中央公民館において開催しました。この研修会は、公民館経験年数2年未満の新任職員を対象に、公民館運営に必要な基礎的かつ実践的な知識及び技術などについて研修を行い、公民館職員としての資質の向上を図るとともに、他市町村との広域な交流の場を設けることもねらいとしています。
開催にあたり、当協議会会長 久保田秀至より主催者あいさつがあり、全国公民館連合会事務局長 上村忠男氏よりご挨拶を頂戴いたしました。その後午前の研修に入りました。
久保田会長 上村事務局長
今回の研修は埼玉県教育局教育総務部生涯学習推進課 社会教育主事兼指導主事の佐野純也 氏を講師にお迎えし、まず初めに謎解きから始まるアイスブレイクで参加者の脳を活性化し、午前の部は「公民館の意義と役割」についてじっくりと丁寧な講義をいただきました。変わって午後は「公民館事業の立案」と題したグループワークに移り、実際に各グループで講座の企画をしました。それぞれ・講座名・キャッチフレーズ・対象者・学習目標を設定し、曜日や時間配分の検討もなされました。
実際の講座の立案を通して、各参加者は活発な意見を出し合い、その他にも自身の公民館の抱える課題を相談したり助言を行うなど、他の市町村の職員との交流で貴重な情報交換ができができ、大変有意義な研修会となりました。
佐野純也 先生 研修会の会場の様子
令和6年度 定時総会を開催しました。
令和6年5月24日(金)午後1時30分〜午後4時20分
令和6年度定時総会を開催しました。はじめに久保田会長の挨拶から始まり、続いて来賓としてご臨席いただいた埼玉県教育局教育総務部生涯学習推進課 副課長 石原雅樹 様、行田市教育委員会教育長渡辺 充 様、公益社団法人全国公民館連合会事務局長 上村忠男 様よりご祝辞を頂戴しました。続いて議事に移り報告第1号のあと、議案第1号~第4号までの審議が行われすべて承認をいただきました。
報告第1号 参与の委嘱について
議案第1号 令和5年度事業報告及び収支決算の承認について
議案第2号 令和6年度役員の承認について
議案第3号 令和6年度事業計画及び収支予算について
議案第4号 令和7年度負担金の額及び納入方法について
久保田会長 石原副課長 渡辺教育長 上村事務局長
続いて第1回の研修会を兼ねた講演会が行われました。
講師は北海道科学大学全学共通教育部基盤教育グループ教授 出口寿久 氏をお迎えし「これからの公民館の役割とは~減り続ける公民館に未来はあるのか~」というテーマで講演を頂きました。先生からは様々なデータをもとに、公民館とコミュニティセンターの違い、全国のコミュニティ施設の運営体制・活動に関する研究結果、公民館からコミュニティセンター等への移行実態からみた社会教育行政の課題と方策研究結果、これからの公民館の役割について詳しくご説明頂きました。
コロナ禍を経て、公民館運営について今後の方向性などいろいろと模索している時期に、改めて未来に向けた公民館の役割を確認することができた講演会となりました。
出口寿久 教授