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平成21年度 事業報告

 職員研修会(比企会場)が開催されました。

 〜平成22年2月18日(木)午前10時30分〜午後3時50分
                       吉見町民会館「フレサよしみ」にて〜
 今年度3回目となる職員研修会が吉見町民会館「フレサよしみ」において開催されました。
 今回の研修会は、県内の公民館の一層の振興を図り、相互の連絡・提携を充実させ、当協議会の活性化を図ること、また、他の自治体職員同士及び協議会役員と意見・情報交換することで、公民館職員としての資質の向上を図ることを目的として開催したものです。
 午前中の部は、研修会参加者と協議会役員とで公民館の管理・運営に対する意見・情報交換を行うとともに協議会に対する意見・要望などを聴取することにより、今後の館の管理・運営や協議会の運営に役立てることを主眼として実施しました。
 午後の部は「公民館の運営と管理・職員としての役割」をテーマに千葉県公民館連絡協議会顧問の朱膳寺宏一氏をコーディネーターに迎えて、講義・意見交換を行いました。講義では、社会教育法第23条の営利行為、政治行為、宗教行為などを中心に具体的事例を交えて解説が行われました。休憩をはさみ、後半は参加した職員が日頃から公民館について疑問に感じていること、困っていること、改善したい点などについて自由に意見を出してもらい、講師からアドバイスをいただきながら、他の自治体職員と交流を図りました。
 研修終了後に実施したアンケートでは「午前・午後とも今後の公務に活用できる内容だった」、「社会教育法第23条についてわかりやすく解説してくれた」、「各市町の実態や課題などがよくわかり大変参考になった」などの声が寄せられ充実した研修会となりました。

職員研修会(大里会場)が開催されました。

〜平成21年11月17日(火)午前10時20分〜午後3時15分
                             寄居町中央公民館にて〜
 今年度3回目となる職員研修会が寄居町中央公民館において開催されました。
 今回の研修会は、地域の人材を活用し、人づくり・地域づくりに取り組むために必要となる実践的知識・技術について学び、公民館職員としての資質の向上を図ることを目的として実施したものです。
 午前中の部は、「地域の人材を活用した公民館活動」と題して、埼玉県教育局生涯学習文化財課内河大和社会教育主事を講師として講義が行われました。公民館を取り巻く現代社会の現状、社会教育法などの関係法令の改正点、データで見る県内公民館の運営や講座の状況、そして、地域を知る、地域の問題を発見する、地域の人材を把握するなど地域の人材を活用するうえでおさえるポイントについて、わかりやすく講義をしていただきました。
 午後の部は、まず、事例研究として「市民大学から始まる人づくり・まちづくり」というテーマで東松山きらめき市民大学柴生田建司常務理事より発表がありました。この事業は平成14年に東松山市の生涯学習によるまちづくりのシンボルプロジェクトとして開校しました。講師からは、この事業を運営する上での問題点や大学で学んだことを地域に還元するという本事業の目標の具体的事例の紹介がありました。この事業の成果として、さまざまなボランティア活動や市民大学・ハッピー体操などの講師として卒業生が多数活躍しているという報告がありました。
 研修の最後として、大里地区公民館連合会矢部伸昭会長より、「大里地区の公民館について」と題し、大里地区2市1町の公民館の現状、取り組みや課題などが語られました。また、大里地区公連について事業概要の説明があり、同公連は45年の歴史があり、大里はひとつという意識のもと強い結びつきがあるという報告がありました。研修後のアンケートでも、「地域課題の見つけ方のヒントになった」、「自分の住んでいる地域について人材なども含め、現状をよく知る必要性について改めて認識した」、「日常業務に追われ、法令等学習する機会がなく、勉強になった」などの声が寄せられ、今後の公民館運営のヒントとなる有意義な研修となりました。

“まなびピア埼玉2009”屋内体験教室に出展しました。

 〜平成21年10月30日(金)〜11月3日(火・祝日)
                           さいたまスーパーアリーナにて〜
 平成21年10月30日(金)〜11月3日(火・祝日)の5日間にわたり、開催された第21回全国生涯学習フェスティバル“まなびピア埼玉2009”に出展しました。
 この催しは、あらゆる世代の人たちが学ぶ楽しさや大切さを感じ、学びのきっかけづくりを提供する全国規模の参加体験型のイベントです。平成元年から始まり各県持ち回りで行われており、今年度は埼玉県が開催県となりました。
 メイン会場である「さいたまスーパーアリーナ」では、生涯学習見本市や屋内体験教室「けやきひろば」では、ステージ発表や国際フェア、ご当地グルメなどさまざまなイベントが繰り広げられました。
 当協議会は、屋内体験教室にブースを出展し、公民館利用者の作品展示や手作りローソク、磁石ブランコなどの体験工作教室を開催し、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の皆様に参加をいただき、盛会の内に終了することができました。

 職員研修会(埼葛会場)が開催されました。

 〜平成21年10月23日(金)午前10時20分〜午後3時10分
                             白岡町中央公民館にて〜
 今年度の第1回目の職員研修会が白岡町中央公民館において開催されました。
 今回の研修会は、公民館に関わる施策、これからの公民館のあり方、魅力的な事業を展開するために必要な知識や技術について研修を行い、公民館職員としての資質の向上を図ることを目的として開催されました。
 午前中は、「公民館評価のこれから」〜現状と課題を探る〜と題して、国立教育政策研究所社会教育実践研究センター荒井博文専門調査員より講義が行われました。公民館の評価をめぐる最近の動向や公民館調査結果からみた評価の実態、事業計画との関連性、中央教育審議会の答申に見る公民館評価などについて、データ等を活用し、わかりやすい解説が行われました。
 午後の部は、特定非営利活動法人教育支援協会代表理事の吉田博彦氏を講師に招いて「指定管理者の問題と課題」というテーマで講演が行われました。議論の前提として公民館評価についても触れながら、法律の整合性の問題や管理の範囲、料金等の具体的課題、情報公開など多様な課題があることが語られました。また、何が問題なのか、この現代的課題をどのように進めていくのかなど、先生の豊富なご経験とさまざまな事例等を交えたお話がありました。これからの公民館運営に取り組む上で参考となる有意義な研修となりました。

社会教育法制定60周年記念全国公民館研修大会が開催されました。

 〜平成21年10月15日(木)〜16日(金)
                           東京国際フォーラムにて〜
 社会教育法制定60年を記念した全国公民館研修大会が2日間にわたって東京国際フォーラムで開催されました。
 大会1日目は、財政面や職員配置の面において、厳しい状況下にある全国各地の公民館が、現状を改革しながら地域に密着した活動をさらに充実させ、より一層の活性化を図っていくため「都道府県公連のあり方・役割はどうあるべきか」をテーマとして関係者が議論を行い、その筋道を模索しました。
 本研修大会のメインである2日目は、前中央教育審議会会長山崎正和先生を講師に招いて「地域文化と公民館」と題して特別講演が行われました。今、公民館に求められる大切な命題を豊富なご経験、深く極められたご専門の見地からお話をされました。
 そのあと、映像で見る公民館の歴史が上映され、公民館が活動し始めたころの貴重な映像が紹介されました。
 最後に「公民館の歴史を再確認し、新たな未来を築いていこう!」をテーマに多彩なシンポジストの方々により、これからの新しい公民館像が語られました。

平成21年度 新任職員研修会が開催されました。

 〜平成21年9月16日(水)午前10時〜午後4時
                       行田市中央公民館にて〜
 本協議会の研修事業の一環である公民館経験2年未満の職員を対象とした新任職員研修会が行田市中央公民館において開催されました。
 この研修会は、公民館の運営に必要な基礎的かつ実践的な知識及び技術について研修を行い、公民館職員としての資質の向上を図ることを目的として開催されました。
 開催にあたり協議会小林会長よりあいさつがあり、その後研修に入りました。
 午前中は、社団法人全国公民館連合会より村上英己事務局次長より「公民館のQ&A〜公民館を基礎から学ぶ〜」というテーマで講義が行われました。公民館の歴史や公民館職員と地域とのかかわり、公民館の役割や講座づくりのコツなどについて、講師の豊富な経験や全国各地を視察した実践事例なども交えて、新任職員にもわかりやすい、かみくだいた講義が行われました。
 午後の部は、演習形式での参加型研修が行われ、「学習プログラムの立案」というテーマで参加者が班別に分かれて各グループごとに討議が行われました。参加者からは「他の市、公民館の情報交換ができよかった」、「講座設定へのプロセスを学べたので今後に生かしたい」、「課題を持つことから講座を考えるということが勉強になった」、「持ち帰って実践し今後の企画の参考にしたい」などの感想が寄せられ、有意義な研修となりました。

平成21年度 関東甲信越静公民館研究大会に参加しました。

 〜平成21年8月27日(木)〜28日(金)
                    山梨県富士河口湖町にて〜

 平成21年8月27日(木)〜28日(金)の2日間にわたり、山梨県富士河口湖町において開催された第50回関東甲信越静公民館研究大会に参加しました。

 本大会は、これからの公民館活動のさらなる発展を図るため、人づくり・地域づくりなどの公民館の多様な役割を研究討議する場として毎年開催されています。

 1日目の27日は公民館関係職員の表彰式に続いてNHKエグゼクティブアナウンサー国井雅比古氏による記念講演、山梨県立大学堀井教授による基調講演などの全体会が行われました。
 2日目の28日は13分科会に分かれて実践発表、意見交換が行われました。埼玉県は第3分科会を担当し「公民館職員の専門性と研修」というテーマで所沢市立山口公民館の相田氏、ふじみ野市上福岡西公民館の関口氏、富士見市南畑公民館の高橋氏の 3氏より「入間公連3つの専門委員会を通して」というテーマで公連の取り組みが紹介され、その後、質疑や活発な意見交換が行われました。

                     第3分科会の様子
      第3分科会の様子     第3分科会の様子

      第3分科会の様子

平成21年度 埼玉県公民館連絡協議会定期総会が開催されました。

〜平成21年5月22日 午後1時より
        行田市教育文化センターみらい文化ホールにて〜

 小林会長あいさつのあと、来賓として出席いただいた行田市副市長羽鳥利明様、埼玉県教育局市町村支援部副部長中村英樹様、全国公民館連合会事務局長石川正夫様よりご祝辞をいただいた。

 総会では、平成20年度の事業報告・収支決算、平成21年度事業計画(案)・収支予算(案)、役員(案)等の審議が行われ承認された。

 総会に引き続き、特定非営利活動法人教育支援協会代表理事の吉田博彦氏を講師に招いて「公民館の使命」〜新たな社会教育法の下における公民館のあり方〜というテーマで講演会が開催された。

 今年度の主な事業として、協議会主催による公民館職員各種研修会の開催や関連事業として、関東甲信越静公民館連絡協議会主催の第50回研究大会、全国公民館連合会主催の社会教育法制定60周年記念全国公民館研修大会、また、今年度埼玉県で開催される「まなびぴあ埼玉2009第21回全国生涯学習フェスティバル」への参加が承認された。

小林会長あいさつ     審議の様子
小林会長あいさつ               審議の様子
吉田博彦氏 講演
吉田博彦氏 講演