2009～10年度 国際ロータリーテーマ 会長ジョン・ケニー
THE FUTURE OF ROTARY IS IN YOUR HANDS「ロータリーの未来は、あなたの手の中に」
第2570地区ガバナーテーマ「今を大事に」 ガバナー加藤玄静
『地域に咲かそうロータリーの花』
行田さくらロータリークラブ
第34代会長 新井啓介
アメリカの金融不安に端を発した世界的な景気後退の中、私たちロータリアンは、どう対処したらよいのでしょうか。アメリカで誕生したロータリークラブ、そして今、アメリカ発の世界同時経済不況、これはアメリカのみならず世界各国にその影響が出ています。有史以来、私たちの経済社会は、発展をして参りましたが、これまでの経済学で、想像も出来なかったことは、「国家を超えた分業と資源の有限性」ではないでしょうか。そして、更に「資源は有限だが人の欲望は無限だ」と言うことです。そこで今や、企業の目的は、利潤の追求だけではなくなり、コンプライアンスのみならず社会的責任に立脚した企業倫理の確立は不可欠であり、大変重要なことです。
ロータリークラブの世界的連合体である国際ロータリー(ＲＩ)の使命は、他者に奉仕し、高い道徳的基準を促進し、事業と専門職務及び地域社会のリーダーの間の親睦を通じて世界理解、親善、平和を推進することであります。
ロータリーは、基本的には、一つの人生哲学であります。そして、ロータリーの四大奉仕の一つ『職業奉仕』は、（ロータリーの金看板とも言われていますが、）こんな時代だからこそ大変重要なことだと思います。ロータリーの奉仕の理想の追求は、ロータリアンが事業人及び専門職業人として、『ロータリーに生きる』ことだと思います。そのことが、ロータリーの標語である『超我の奉仕』で、『他人(ひと)のために生きる』、結果として「最も良く奉仕する者、最も多く報われる」ことになると確信いたします。 ロータリアンとして個人で出来ること、やるべきことは、職業奉仕であり、クラブとして出来ること、やる必要のあることは、社会奉仕であり、国際奉仕です。私たちは、地域に『ロータリーの花』を咲かせましょう。私は、今年度クラブの代表として、クラブの為にクラブ奉仕に全力で取り組みます。
異業種交流の原点は、ロータリー活動にあるとも言われています。ロータリー活動を通じて、情報交換と親睦交流で、楽しいロータリーライフになりますよう努力をさせて頂きます。1976年創立した『行田さくらロータリークラブ』が、34周年を迎える年に会長という大役を仰せつかりましたが、記念すべき35周年につなぐにふさわしい年にしたいと思っています。また、細井保雄ガバナー補佐、選出クラブとしてのプライドも大切にして行きたいと思いますので会員皆様のご指導ご協力をお願い申し上げます。
長期目標 (創立以来の継続目標)
私たち行田さくらロータリークラブは日本の花「さくら」の愛護、保存、育成等の事業に協力し、地域の「さくら」の植樹や桜名所の保全活動を推進し、「さくら」を通じた内外の親善文化事業を実施します。
年次目標 本年度は、以下のクラブ事業を中心に取り組みます
● さくらの植樹に関する事業
● 社会奉仕活動の推進
● 世界遺産登録推進事業（さきたま古墳群）
● 進修館高校での学習講演会『高校生に輝く未来を』の開催
● 行田市立小学校への図書の寄贈
● ものつくり大学『さくら奨学金』事業の継続
● 青少年交換事業（進修館高校生とブラジル高校生）
● 会員保持、増強、純増3名
● RID2570第五グループＩＭ(Intercity Meeting)の主管開催
●『我らの生業(なりわい)』の発刊
本年度よりＣＬＰ(クラブ・リーダーシップ・プラン)を採用いたします。
国際ロータリー(ＲＩ)がＣＬＰを推奨するねらいは、何でしょうか。会員数の減少化傾向にあるロータリークラブを存続、活性化するためには、クラブが、長期目標に基づく地域ニーズを取り上げた成果のあるプログラムを実施すると同時に、社会奉仕団体の存在感を広報に大いにＰＲし、公共イメージをアップすることで、会員基盤を維持、拡大(会員増強)が図られるようになり、ロータリー財団、米山奨学会への寄付基盤の充実、安泰も図られるようになることだと思います。従って、国際ロータリー(ＲＩ)の一員として、ＲＩの強調事項である①『水対策』②『保健と飢餓救済』②『識字率の向上』に賛同し、また『ＲＩの長期計画』に地区を通じて取組んで行きたいと思います。
ロータリークラブの理念は、『友情・寛容・奉仕』であります。特にロータリーの創始者ポール･ハリスは、友人が欲しかった事がクラブの設立につながった様です。このことから、会員は「寛容で親睦と友情の精神」にあふれた人であってほしいと思います。島崎幹事と共に、一年間、一生懸命、努力させて頂きますので、よろしくお願い致します。