平成16年度 第5回全国中学生創造ものつ゛くり教育フェア 創造アイデアロボットコンテスト全国中学生大会 A−1部門 「3−Seesaws1」 |
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☆ 2004年11月26日(金) 埼玉県大会 (会場:蓮田市総合市民体育館) | ||
これが、県大会時の必笑君Ruler。 平行移動機構のアームでフィルムケースを取る。 掴む部分のアームは、ギアボックスに直結。 とても単純なつくりで、とにかくたくさんのアイテムを置くロボット。 1分30秒の時間内でフィルムケースをすべて置ける速さを武器に、県大会にいどんだ。 |
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1回戦 川口市立芝西中 チャベス号 大きなバケットで一度にたくさんのアイテムを置いてくるチームだった。試合は、3−0ホールド勝ち。 途中、シーソーを揺さぶられ、上にのせたアイテムをとられそうになるが、アームでブロック。 中学生ロボコン初試合を白星で飾った。 2回戦 杉戸中 TH UFOキャッチャーのようなアームでアイテムを置いてくるチームだった。試合は2−1で勝利。 1回戦同様、シーソーを揺さぶられたが、アームでブロックした。 準々決勝 越谷市立光陽中 まるちゃん 長いアームでアイテムを一つ一つ運ぶロボットだった。動作が素早く、正確で、さすがに苦戦した。 試合には勝利したものの、とても緊張した。 準決勝 越谷市立光陽中 ブラザーフッド このロボットも長いアームでアイテムを置くロボットだった。 試合は勝利した。次はいよいよ決勝戦だ。 決勝戦 越谷市立光陽中 マチスV3 なんと準々決勝、準決勝、決勝と光陽中と3連戦。しかし、ほとんど同じロボットだったため、作戦は変えず、とにかく置きまくる。 試合は、序盤からどんどん置いて、2−1で勝っていたが、試合終了間際、マチスV3が重いスタイロフォームを置き、写真で一番奥のシーソーの傾きが微妙に。 今のところシーソーは一つずつ獲得しているので、1−1。奥のシーソーの傾きを判定することに。 結果、奥のシーソーは必笑君Rulerが獲得していた。 2−1で勝利。埼玉県大会優勝、関東甲信越地区大会への出場を決めた。 |
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☆2004年12月5日(日) 関東甲信越地区大会 (会場:群馬県大間々町立大間々東中学校) | ||
予選リーグ1回戦 千葉県代表 三成 どういうロボットなのかよく見ていなかった。 アームの先についた黒い物でアイテムを取るようだった。 試合は、3−0ホールド勝ち。 40秒ほどでホールド勝ちは、速くアイテムを置くこのロボットの最大の特徴だ。 |
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2回戦 群馬県代表 GTR改 レールと糸によるアームの上下で、一つずつアイテムを置くロボットだった。 途中、長いアームで、上に置いたアイテムを取られそうになるが、そのアイテムをロボットで保持して回避。 試合は3−0ホールド勝ち。 最後、GTR改の糸が絡まりアームの上下ができなくなった。 必笑君Rulerも糸でアームの上下をしているにもかかわらず、一度も絡まったことはないのが不思議である。 予選リーグを2勝したため、決勝トーナメント進出が決まった。 |
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決勝トーナメント1回戦 群馬県代表 マッチョV世 平行ではないが、上下するアームでフィルムケースを二つ一度に取ったり、スタイロフォームを取ったりするチームだった。 この試合で今大会で初めて後ろのアームを使った。 このアームは、相手側のシーソーの上段にのっているアイテムをかき寄せるためにあったのだがそもそも上段にアイテムをのせてくるチームが少なかったため、あまり使わなかったが、かき寄せた時の効果は大きかった。 試合は3−0ホールド勝ち。 ここまでの3試合をすべてホールド勝ちで勝ち上がって来ている。調子はいいようだ。 |
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準決勝 東京都代表 いんげん豆 名の通り、とても小さなロボットだった。 その分軽く、小回りのきく素早いロボットだった。 アイテムを置く機構もシンプルで、フィルムケースのふたの突起を引っかけて持ち上げるというものだった。 試合は2−1で勝利。 1点取られたのは、この試合が初めてだった。 だんだんレベルが上がってきているのを感じた。 次は、いよいよ決勝戦だ。 |
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決勝戦 埼玉県代表 マチスV3 なんと決勝戦は埼玉県代表同士、しかも県大会の決勝を共に戦った越谷市立光陽中。 しかし、マチスV3は進化していた。 シーソーを体当たりで揺さぶり、相手側の下段にあるアイテムまで落としてしまうのだ。 想像はしていたが、ここまで強力だとは思ってもいなかった。 試合は0−2で完敗。 落とされたアイテムをもう一度置く作戦をとったが、どんどん落とされて行き、間に合わなかった。 悔しかったが、準優勝で全国大会進出を決めた。 中学生ロボコン初出場で、いきなり全国大会を経験することになるとは、夢にも思っていなかった。 |
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☆2005年1月5日(水) 練習試合 (会場:越谷市立光陽中学校) | ||
関東甲信越地区大会を優勝で勝ち上がった越谷市立光陽中のマチスV3、同じく準優勝で勝ち上がった僕の必笑君Ruler、そして推薦で全国大会出場を決めた追浜中の追浜A号の3チームである。 光陽中と追浜中は、毎年全国大会に出場している強豪で、追浜中はB部門で全国優勝の実績を持っている。 光陽中はAー2部門で全国優勝。 そんな名門校と、しかも光陽中とは県大会から戦えるのは、とても環境がいいなぁと思った。 追浜中は、後ろにシーソーを揺さぶって落とす例の機構を採用し、更に強力になっていた。 光陽中は、とくに改良は無し。 必笑君Rulerも、揺さぶって落とす機構を採用した。 写真左上のロボットは、光陽中のAー2部門のロボット、エレキングの一台。 その日は、半日光陽中にいた。大いに練習になった。 |
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☆2005年1月22日(土) 全国大会予選リーグ (会場:国立オリンピック記念青少年総合センター) | ||
1回戦 近畿地区代表 旭東ファクトリー ベルトコンベアーでアイテムを置くチームだった。 しかし、いまいちアイテムを置けない様子。 こちらは、練習ですべてのアイテムを二ついっぺんにに置けることに気づき、スピードが格段に速くなった。 試合は3−0で勝利。 さすがに全国大会ともなれば簡単にホールド勝ちはさせてくれない。 とにかく、全国大会記念すべき1試合目は勝利で飾ることが出来た。 |
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2回戦 中四国地区代表 YS このロボットは、アイテムをはさんで持ち上げ置くという機構だった。 スタイロフォームとフィルムケースを一度に置く事もできる様だった。 たくさんアイテムを置いている様だったが、例の揺さぶって落とす機構で落としまくった。 試合は3−0で勝利。 ここでもホールド勝ちは出来なかった。 レベルの高さをひしひしと感じた。 |
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3回戦 東海北陸地区代表 Team Bakuchi 予選リーグ最大の敵と言っても過言ではないチームだった。 バケットで一度にたくさんのアイテムを置いてきた。 序盤2−0で負けていたが、真ん中のシーソーを揺さぶり、アイテムを置きそのシーソーを逆転。 写真で奥のシーソーの上段のアイテムを後ろのアームで落としに行く時、Team Bakuchiと接触し反則をとられてしまった。 そして、写真で手前のシーソーの上段のアイテムの取り合いになるが、どうにか上段のアイテムを落とすことに成功した。 試合は2−1で勝利。 実は、予選リーグで失点したのはこの試合が初めてだった。 |
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4回戦 関東甲信越地区代表 スコーピオン・カジモド このチームは、特別枠で出場したチームだった。 このロボットも、バケットで一度にたくさんのアイテムを置くチームだった。 が、あまりアイテムを置いてこなかった。 そのため、とにかくアイテムを置きまくる作戦をとった。 試合は3−0で勝利。 結局ホールド勝ちは出来なかった。 しかし、予選リーグを1位で勝ち上がり、2日目の決勝トーナメントへ駒を進めた。 2位はTeam Bakuchiだった。こちらも決勝トーナメントに進出した。 |
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光陽中「マチスV3」対中四国地区「アインシュタイン」 県大会から共に戦ってきた光陽中マチスV3の予選リーグの模様。 相手の中四国地区代表アインシュタインは、写真の様な青く長いアームで直接相手側の下段のアイテムを落とすロボットだった。 試合開始直後、マチスV3はアイテムを落としてしまいなかなか置けない。 その間に、アインシュタインは一度にたくさんのフィルムケースをかき込み、一度に置いてシーソーを獲得。 スタイロフォームを下に敷き、揺さぶられないようにもしていたため、マチスV3は必殺技を封じられた。 そして試合終了間際、マチスV3は操縦ミスでアイテムに乗り上げてしまい、操縦もままならない状態になってしまい、アイテムを取られたこともあり、1−2で負けてしまった。 不運にも地区大会優勝チームが2チームも入っていた強豪ぞろいのリーグに入ってしまい、惜しくも3位で決勝トーナメント進出を逃してしまった。関東甲信越地区期待のロボットは、残念ながら予選リーグで姿を消した。 |
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☆2005年1月23日(日) 全国大会決勝トーナメント | ||
1回戦 九州沖縄地区代表 スコーピオン アイテムを二つ一度に置いたり、スタイロフォームを置いたりするロボットだった。 とても動きが素早く、たくさんのアイテムを置いていた。 しかし、特に妨害をする訳でもなく、ただ置くだけのロボットだったため、有利に試合を進めることができた。 まさに、県大会時の必笑君Rulerのようだった。 試合は2−0で勝利。 まずは、1回戦を突破した。 |
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準決勝戦 中四国地区代表 アインシュタイン あのマチスV3を破った強豪だ。 一気にフィルムケースをかき込み、一度に置くロボットだ。 しかし、このロボットには、いくつか弱点があった。 まず、確実立ててにアイテムを置けないために、いくつか勝手にフィルムケースが転がって落ちることがあった。次に、アームで相手側の下段のアイテムを取るとき反則を取られやすかった。 試合では、下段のアイテムを取られないようにして、相手側の下段のアイテムを落とすという作戦をとった。 試合は2−1で勝利。 しかし、「アインシュタイン」はフィルムケースの取り込み方、置き方など他のチームには無い独創的なロボットだった。 |
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決勝戦 東海北陸地区代表 バースSP いよいよ全国大会の決勝戦。 バースSPも1年生で、1年生同士の対決となった。 バースSPは、大きなバケットでアイテムをたくさん置いてくるロボットだった。また、相手側の上段のアイテムをかき取ってくるアームも装備していた。 決勝戦はバケット型とアーム型の試合になったのだ。 作戦は、たくさん置いて下段のアイテムを落としたり、上段のアイテムをかき取ったりするというものだった。 しかし、緊張して思ったような動きができず、作戦通りには行かなかった。 試合終了4秒前まで1−2で負けていたが、二つのフィルムケースを一度に置き3秒前で逆転に成功。バースSPは取り込んでいたアイテムを置けず、そのまま試合終了。 試合は2−1で勝利。 初出場の中学生ロボコンは全国大会優勝という輝かしい成績を残す事が出来た。 |
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